Discordは2019年8月9日(米国時間)、ゲーム配信機能「Go Live」を同年8月15日から2週間かけて全ユーザーに提供していくことを発表した。
Go Liveは、サーバ内のボイスチャンネルでユーザーが配信できる機能。最大10人にゲーム画面を配信できる。
Discord Classicユーザー(お金を払っていないユーザー)はGo Liveを利用して1080p60fpsでゲーム画面を配信できる。Discord Nitroユーザーは4K画面で配信することもできるという。
今回のGo Live機能発表に伴い、Redditで寄せられた質問に、DiscordのCTO(最高技術責任者)とプロダクトマネジャーが回答を寄せた。一部抜粋して紹介する。
Go Liveに対する一問一答
画面共有機能との違いは? Go Liveを利用する意味は?
グループDMにおける画面共有機能の利用頻度を分析すると、一般的なユースケースがゲーム配信であることが分かった。
そこで、Go Liveでは画面共有機能ではなく、ゲーム配信に焦点を合わせることにした。これにより、ゲーム配信の基となる技術を利用して最適化を実施できた。
たとえば、Go LiveのオーバレイはDiscord画面に統合されており、配信に役立つアクティビティパネルなどを構築している。また、ゲーム配信に伴うCPUパフォーマンスを損なわないような施策も実施している。
配信の遅延はどうなるか?
Go Live配信の遅延は1秒未満だ。ほぼリアルタイムに感じられるだろう。
配信のエンコードには何を利用しているか
Go LiveはGPUで実行する機能で、NVENCを利用している。現在はIntelとAMDをサポートする作業を行っている。
配信を視聴する方法は?
配信を視聴するにはサーバのボイスチャットに接続する必要がある。もし、ボイスチャットで配信者と会話したくない場合は、いつでも自分自身のマイクをミュートにして視聴できるはずだ。
なぜサーバのボイスチャットで配信機能を提供するのか
友人の配信を見ながら会話するシームレスな方法だったからだ。