Microsoft Flight Simulator 2020(MSFS2020)ではマルチプレイで友人と一緒に遊べますが、「友人と一つの飛行機を協力して飛ばしたい」と思うことはありませんか? MicrosoftはMSFS2020の今後のロードマップとして「マルチプレイで操縦できる共有コクピットの実装」を予定していますが、2021年1月現在、いつ実装されるかは分からないままとなっています。
そこで調べたところ、「YourControls」というMODが公開されていたので、紹介します。
YourControlsの特長
- 10種類以上の機体で共有コックピット(Shared Cockpit)が利用できる
- 機長と副操縦士または乗客として一つの飛行機で遊ぶことができる
- ボタン一つでコントロールするプレイヤーを切り替えられる
- 操作を制限する「オブザーバー」モードが用意されている
MODはGitHubからダウンロードしてインストールすることで利用できます。
YourControlsの導入方法
YourControlsのReleaseページより最新版の「installer.zip」をダウンロードして解凍し、フォルダ内にある「installer.exe」を実行します。
「Community Packages Directory」が、MSFS2020のCommunity Packages Directoryになっていることを確認した後、インストールします。インストール後にすぐ遊ぶ場合は出てきたウィンドウの「LAUNCH」を選択します。
YourControlsの使い方
MSFS 2020を起動して、遊ぶ機体(YourControlsに対応している機体はGitHubリポジトリを参照)と始める空港とRUNWAYを選択します。このとき、一緒に遊ぶ人も同じ機体・空港・RUNWAYを選択します。
「FLIGHT CONDITIONS」でMULTIPLAYERを必ずOFFにします。AIR TRAFFICとWEATHER & TIMEは一緒に遊ぶ人と設定を合わせておきます(筆者はAIR TRAFFICをAI、WEATHER & TIMEをLIVEで動作を確認しました)。
各種項目を設定したら、空港でリスポーンします。リスポーンしたら機体を動かさずにインストールしたYourControlsを管理者権限なしで起動します。
YourControlsを起動したら「Settings」で「リスポーンさせた機体.yaml」と「Username(適当でOK)」を選択します。
このあと、ホストは「Host」より、IPと接続方法を選び、「Start Server」を押します。
参加者は接続方式がCloud Serverの場合はセッションコードを、ダイレクト接続の場合は、IPとポートをホスト側から共有してもらい、それを「Join」で入力し、「Connect」を押します。
Client Listにユーザー名が表示されれば、接続完了です。名前の横に表示される「Observe」や「Give Control」を選べば、誰が操作するかを選ぶことができます。機体のライトなどを付けたり消したりして共有コックピットになっていれば導入完了です。
というわけで「YourControls」の紹介でした。少しでも同期がズレてしまうと計器や向いている方向、高度が合わなくなってしまうので、同期ずれが起きた場合は最初からやり直すしかなさそうです。
情報元 GitHub