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「Early Access(早期アクセス)」の意味、分かってますか?

Game

 World War 3の発売に伴って発生した「サーバへ接続するもロード画面で止まってしまう」問題がSNSで話題になりました。

 World War 3は現代戦にフォーカスしたマルチプレイヤーFPSで、現代戦FPSの最新タイトルとして注目を集めていましたが、クローズドβを経て公開された早期アクセスには7000人が集まり(参考)、「サーバへの接続画面でロード画面で止まってしまう」という不具合が発生。開発への批判が相次ぎ、「EA(早期アクセス)だったら鯖がなくてもバグが酷くても良いわけじゃないんだが」という声も上がりました。

 ここで改めて、「早期アクセス(Early Access)」について振り返ってみましょう。Steamの早期アクセスについて説明するページには、こう書かれています(一部太字で強調)。

Introducing Early Access

開発途中のゲームへ今すぐアクセスしてコミュニティと共に自分も参加しよう。

プレイヤーがフィードバックを送信すると、開発者が更新したり、コンテンツを加えたり。プレイしている最中にもゲームの開発が進みます

我々は、ゲームとゲーム開発はユーザーやコミュニティが関わることで成長し、進化していくサービスであると考えています。 最近この開発モデルを採用した数々の有望なタイトルがあり、そのプロセスに好影響を与えています。いち早くゲームを世に出したい、開発にゲーマーのアイデアを取り込みたい、より良いゲームを作るためにコミュニティとつながりたいという開発者の支援と後押しができればと思っています。

これらのゲームのリリースはいつですか?

正式なリリース日は開発者が決定します。締め切りを頭の中で設けている開発者もいれば、ゲームの開発状況を見て計画を立てていく開発者もいます。ゲームを「完成」させられないチームもあるということをご承知おきください。つまり、現在の状態でプレイして楽しめる場合にのみ早期アクセスのゲームをご購入すべきでしょう。

 ページの右側には「テストに参加し、バグを報告しよう」「開発中のゲームをプレイ」とまで書かれています。早期アクセスのゲームは、「ゴールが設定されたゲームの完成を望むプレイヤー(テスター)が、バグや不具合が含まれている開発途中のゲームを購入して、ゲームの改善すべき点を開発者へ共有(フィードバック)する状態のゲーム」だということです。

 あらためてWorld War 3の問題を考えてみると、7000人がゲームをプレイしようとして、その結果ゲームがまともに遊べない状況が発生してしまったことは問題です。ゲーム内容についてフィードバックする段階に繋げられないからです。

 だからこそ、その不具合が見つかった時点で「サーバへ接続できない」という問題を、ユーザーが開発者へ「フィードバック」する必要があり、開発者はその問題を認識して修正作業に入る必要があるわけです。

 実際、World War 3の開発者は問題を把握して修正作業に入り、パッチをリリースして問題への修正作業をおこないました(※)。



現在は普通に遊べる「World War 3」の一コマ

 今回の騒動で、「早期アクセス」に対する誤解が広まっていると感じました。なぜゲームが「早期アクセス」で提供されるのか、趣旨を理解してから買うこと、遊ぶことが求められるのではないでしょうか。

※World War 3は、ユーザーからのフィードバックを受け2018年10月20日にパッチをリリース(参考)、発生していた不具合と、技術的問題について説明し(参考)、翌日の2018年10月21日も不具合修正作業に入る旨を報告(参考)した