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ほとんど遅延なくゲームのライブ配信が出来る「Beam」を紹介

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ゲームのライブ配信サイトとして有名な「Twitch」や「YouTube Gaming」は、どちらのサイトにも遅延があり、配信者と視聴者のリアクションのタイミングには差が生まれます。そこで今回紹介するのがBeamです。去年Microsoftが買収したとして話題になったBeamは、低遅延を実現していて、遅延0.2秒なんて謳われていたりします。

https://beam.pro/

【2017/05/26 追記】

サービス名がbeamからmixerへと置き換わっているので、適宜読み替えて下さい。

Microsoftの配信サイト「Beam」が「Mixer」に名称変更、Co-Streaming機能を公開
Microsoftが買収した、FTLによる高速配信やインタラクションボタンなどを実現しているライブストリーミングサイトの「Beam」ですが、本日、サービス名とドメインが「Beam(beam.pro)」から「Mixer(mixer.com)」...

Beamの特徴

  • 従来のRTMP方式に加え、FTL方式による遅延1秒未満の配信を実現
  • 配信時間や視聴時間によって貯まる経験値を利用したインタラクティブゲーム
  • TwitterやDiscordアカウントを利用したアカウント作成が可能
  • 配信した動画を2週間までアーカイブ可能
  • 視聴者のプラットフォームや利用ブラウザなどリアルタイムな統計機能
  • 配信ページの背景やSNSシェアの際の画像変更

というわけで一通り触ってみた感じの特徴を挙げてみました。公式サイトに紹介が上がっているので気になる方はこちらも読んでみてください。

https://beam.pro/about/features

実際にBeamで配信してみる

Beamでライブ配信をおこなうには、アカウントが必要なので、トップページにアクセスしてアカウントを作成します。アカウントを作成したら、右上のダッシュボードアイコンをクリックし、続いて「MANAGE CHANNEL」をクリックします。

チャンネルを設定する

クリックすると以下のような画面が出てくるので、適宜設定していきます。

  1. Stream Title:配信タイトルを記載する
  2. Stream Description:配信内容や配信スケジュールを記載する
  3. Game you’re streaming:配信するゲームを設定する
  4. Channel Audience:R18ゲームをプレイする場合などに設定する
  5. Share Text:配信ページ下の共有ボタンを利用した時に表示される文章
  6. Follow Announcements:フォロー時に通知するか
  7. Being Hosted Message,Hosting ~:誰かが配信をミラーしたら表示される文章
  8. Keep recordings [VoDs] of my streams:自分の配信を録画するか
  9. Automatically mute ~:配信中に他の配信を自動でミュートするか

という感じになっています。また、この画面の右側にはチャンネルの背景、サムネイルが設定出来る様になっているので、設定しておきたい人は設定させておきます。

チャンネル設定については公式ヘルプにも情報があります(こちら)。

OBS FTLを導入する

従来のRTMP方式で配信する場合は、普段使っている配信ツールを利用すれば良いのですが、ほとんど遅延の無いリアルタイム配信をしたい場合(FTL方式で配信する場合)には、OBS FTLを導入する必要があります。

Releases · mixer/obs-studio-ftl
OBS Studio with FTL. Contribute to mixer/obs-studio-ftl development by creating an account on GitHub.

上記のサイトの一番上にある「obs-studio-<バージョン>-ftl.<バージョン>.msi」をダウンロードします。基本的にはOBSと何ら変わらないので、OBSに慣れている人であれば苦ではないと思います。

導入が終わったらOBS FTLを起動し、設定→配信から配信種別が「Beam FTL Service」になっているか確認できたら、サーバーを「Asia Tokyo」に設定します。ストリームキーをチャンネル設定の右側から取得し、出力設定などは公式のヘルプなどを参照しながら設定していきます。

一応、自分の設定も載せておくので、参考になれば。

レート制御CBR
ビットレート2500
キーフレーム間隔1
CPU使用のプリセットveryfast
プロファイルbaseline
チューンzerolatency

取り込むゲームを設定

ここまできたら、後はOBS FTL側で取り込むゲームを設定し、配信開始ボタンをクリックすれば配信が始まると思います。

ちなみに自分が配信した時はこんな感じで、1秒差があるかどうかでした。ビックリです。

経験値システムについて

右上のダッシュボードアイコンの横に、Levelと稲妻の表記があります。マウスを合わせるとこんな事が書かれています。

Level Up
For every 5 minutes watching you’ll earn 10 XP. Get bonus experience for completing goals in interactive live-streams.
Earn Sparks
Each minute you watch, you’ll earn 2 sparks! Spend them to interact with streams, unlock new emotes, get XP boosters, and more.

というわけで、配信を5分間見続けると10XPを獲得できてレベルが上がったり、サイトにアクセスしていれば毎分2スパークというポイントが貰える仕組みになっています。そしてこのスパークポイントをインタラクティブゲームに利用する事が出来る様になっています。

たとえばボタンをクリックした時に敵がいっぱい来るみたいな感じで、これに関してはゲームによって色々あるのですが、ユーザーが作ったSEを追加するツールが紹介されていました。

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最初はこちらを導入するのがオススメだと思います。

おわりに

というわけでほとんど遅延なくゲームのライブ配信が出来るBeamの紹介でした。是非一度、FTL方式の配信をやってみてはいかがでしょうか。

 

 

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