PCゲーム、ソフトウェア販売プラットフォームのSteamは、プロフィールページを通じて、プレイ中のゲームタイトルやゲームのプレイ時間、Steam インベントリ内にあるカードやゲームギフトなど、さまざまな情報が一般公開される仕組みになっています。
これまで「特定のゲームだけ、持ってることも遊んでることも他人にバレたくない」という人は、Steamの公開設定を通じて「プロフィールを非公開」「所持している全てのゲームを非公開」「インベントリを非公開」にする必要がありました。
そうした中、2023年12月21日に、新たに「特定のゲームだけ非公開（プライベート）」にする設定がSteam クライアントベータで追加されました。「マルチプレイ時に分かりづらくなるので遊んでいることはフレンドに公開したいが、あのゲームだけは持っていることも遊んでいることも隠しておきたい……」といったニーズに応じた設定ができるようになりました。
購入時点で非公開に設定する
Steamではゲームを購入すると、フレンドアクティビティにゲームを購入したことが表示されます。今回のアップデートにより、ゲームをカートに入れた段階で公開状態で買うか、非公開で買うか、選べるようになっています。
カートに追加した後、「自分のアカウント用：非公開」を選択しておくことで、購入時の時点から非公開にできます。
カートに追加した段階で「自分のアカウント用：非公開」を選択可能に
すでに持っているゲームを非公開にする
すでに持っているゲームを非公開にするには、Steamライブラリで非公開にしたいゲームタイトルを右クリックし「管理」の項目から「非公開に設定」を選択します。
非公開に設定するか聞かれるので、「非公開に設定」を選択する
非公開設定にするとどうなるのか
ゲームを非公開設定にすると、以下のような状態になります。
- 非公開にしたゲームは、あなたのSteamコミュニティプロフィールのゲームリストや「最近プレイしたゲーム」のセクションには表示されなくなる
- 非公開にしたゲームで遊んでいる際、他のユーザーのフレンドリストやチャットでのあなたのステータスは「ゲーム中」にならない
- 非公開にしたゲームでの活動（実績の解除や「初めてプレイした」など）は、Steamフレンドのアクティビティフィードに表示されなくなる
- Steamのフレンドが非公開にしたゲームのSteamストアページを閲覧するとき、「このゲームを持っているフレンド」のセクションに表示されなくなる
- Steamのフレンドがギフトとして非公開にしたゲームを購入しようとした場合、あなたが「すでにそのゲームを持っている」とは表示されなくなる
- Steamコミュニティプロフィールのショーケースで、非公開に設定したゲームやゲームの実績（例えば「最もレアな実績」のショーケース）は表示されなくなる
- 非公開にしたゲームのSteamトレーディングカードは貰えなくなる
- 「ローカルネットワーク上でのゲームファイル転送」設定を変更して、同じネットワーク上の他のユーザーがゲームをダウンロードできるようにしている場合において、非公開にしたゲームは転送できなくなる
フレンドに遊んでいることを隠したいゲームがある人にオススメの設定です。
ただし、2023年12月21日の発表時点では、ライブラリの起動ボタンの右側に小さく非表示にしたことが表示されるだけなので、若干分かりづらいですね。
参考：Steam Steam 公式ヘルプ