発端は2Dスクロールアクションゲーム「Downwell」の製作者「もっぴん」氏によるこのツイート。
DownwellのSteamレビューでは日本人レビュアーが10人ほどいて、こういった声は一件も無く、むしろ「この価格!素晴らしい!」という感じでした。
なのでこれはiOSストアかTwitterでの発言を見たことで言及したことだと思うのですが、この記事を元にゲームニュースサイトのだもんげがこんな記事を書いています。
要約すると
- 無料のサービスに慣れすぎた日本人
- 日本人は対価を払うという当たり前のことを忘れつつある。
- 日本人ユーザーのみが値段について文句を言っている。
- 日本人は恥知らずに成り下がったのか
- 日本人は対価を支払うことを忘れた恥知らずに成り下がったのか、それとも台頭を始めた価値あるものにのみ対価を支払う「Pay What You Want(PWYW)モデル」にいち早く対応したのか、一体どちらなのだろうか。
という事で、いきなりモデルとか出しながら結論としては「日本人は恥知らずで金出さない奴ら!」といった感じで〆た記事だったんですけど、この記事が大手ゲームまとめブログにも取り上げられて、もっぴん氏にも関連のクソリプが飛ばされるなど飛び火した感じになりました。
(俺的ゲーム速報は宗教上の理由で見られないので、URLは貼りません)
さて、じゃあ何が問題だったのかといえばコメント欄でも指摘されてましたけど、この部分。
Steamストアにおいてインディーゲームであっても1000円台の作品が珍しくない中、一定以上の面白いという評価を貰えるクオリティながらの良心的な298円という価格設定に対し、多くの外国人ユーザーが「いい値段だ!」と賞賛する中で、日本人ユーザーのみが値段について文句を言っている。
「Steamストアで」誰かが文句を言っている訳でもなく、Downwell作者も何も言っていないのにSteamには価格設定に対して文句を言う日本人ユーザーが多いという言及ですね。誰も言ってないんですけどね。これについては現在も修正されておらず、コメント欄には記事を書いたと思われる人が居るんですが、開き直ってますね。
後、Steam市場においては日本人むしろ金出しまくってるんですよね。これはだもんげの記事で知りましたけど、「日本からのSteam購入は上位10カ国に入ります」という事なんです。
(何故こうなるのかは分からないですけど、海外は割れが酷いという所が原因な気もしますね。)
で、それはさておいて開き直っていたこの方、Twitterをやっていたのでいくつか反応を見ていたらこんな事が書かれてました。
世界中で無料に慣れている人たちが居る事を知っておきながら(しかもiOS9の広告ブロックの様な例も出して)、記事では「日本人は恥知らず」と支離滅裂ですね。何が言いたいんでしょうか。こういう記事を書くなら日本人だと一括りにする事も無かっただろうし、それか「製作者は発売した直後にこういう反応を拾い上げるもんじゃない」とでも書けば良かったんだと思うんですけど、今回の記事はちょっと謎だったので取り上げさせて頂きました。
最後に、言及元のもっぴん氏のツイートを引用させて〆ます。
だもんげさんへ
記事いつも見てます。Androidのコメント欄表示がフッターと被っていて、治したほうが良いと思いました。実機で確認とかはしてないんでしょうかね。