筆者が契約している「NURO 光 for マンション」は、「下り最大2Gbps」と宣伝されていますが、貸し出されるONU/ルーターの多くが1000BASE-T(1GbE)しか載せていないため、最大2Gbpsを実感するためには2.5GBASE-T(2.5GbE)に対応している「NSD-G1000T」を利用する必要があります。
一方、NSD-G1000Tを巡っては「接続が途切れる」「ゲーム中にサーバーから切断される」といった、ゲーマーにとってネガティブな投稿も相次いでおり、なかなか手を出せずにいました。
このタイミングでNSD-G1000Tにしたのは、Xでネガティブな投稿が減ってきているように見えたからです。「あれだけ評判悪かったし、ファームウェアのアップデートを繰り返したことでマシになったのでは?」と深夜テンションで、交換しちゃいました(思い返してみるとXになって投稿数が減っただけかも……)。
NURO 光 for マンションでNSD-G1000Tを利用
NURO 光 for マンション契約者がONU/ルーターをNSD-G1000Tに交換するには「ONU/ルーター交換申し込みで適当な理由をつけてNSD-G1000Tへの交換を希望する(旧ONU/ルーターがWi-Fi 6に対応していないため など)」「オプションプランのスマートライフに申し込み、交換後、スマートライフを即解約する(5500円の初期手数料が発生)」の2種類があるようです。
後者が楽そうだったので、スマートライフに申し込みました。
また当たり前の話ではありますが、PC側のマザーボードにあるLANポートが1000BASE-Tだと、NSD-G1000TのLAN 1(2.5GBASE-T)に接続しても意味がないので注意が必要です。筆者はONUの交換と合わせて以下のアダプターを購入しました。
ONUの交換手順は簡単で、これまで利用していたONU(筆者の場合ZXHN F660A)に接続されている光ファイバーケーブルを外してNSD-G1000Tにつなげるだけです。交換後は、これまで利用していたONUをNURO光に返却しました。
ZXHN F660AとNSD-G1000Tの速度を比較
同時間帯に、ZXHN F660Aの速度とNSD-G1000Tの速度を計測した結果、以下の通りとなりました。
まずは、ZXHN F660A(1000BASE-T)の結果。
そして、NSD-G1000T(2.5GBASE-T)の結果。
やったぜ。
とはいえ、PCゲームを遊ぶ上では、速度だけではなく安定性も重要です。
数日間利用してみたところ、IPv4とIPv6の両方を有効化している状態において24時間以内に2回、一時的にインターネット回線が切断されたことを確認しました。
ZXHN F660Aの場合、たまにWi-Fiが使えなくなることはありましたが、有線で切断される状況は経験がなく、NSD-G1000T特有の事象という印象を受けました。
インターネット上ではNSD-G1000TのIPv6に関する実装に問題があるという指摘も散々されてきているので、NSD-G1000Tを利用する場合、IPv6は無効化すべきでしょう。
現在は、IPv6とDoS機能を無効化してIPv4のみで利用しています。そこからは瞬断は1度も起きていません。IPv4のみの設定にしてから幾つかのゲームサーバなどに参加しましたが、こちらも特に問題は起きていません。
おわりに
容量が100GBを超えるゲームは年々増えてきている印象があり、ゲームをさくっとダウンロードするにも速度が求められる時代です。また2018年頃までVDSLで💩みたいな回線速度を経験しており、人一倍には通信速度コンプレックスがありましたので、この結果は大変うれしいです。
NSD-G1000Tを利用継続する中で気付いた点があれば、本記事に追記していきます。NSD-G1000Tを検討している人にとって参考になれば幸いです。