スポンサーリンク

2019年に遊んで面白かったゲーム

Game

 この記事は、PCゲームアドベントカレンダー 2019の25日目の記事です。

 2019年もいろいろありました。PCゲーム界隈だと「EGS独占騒動」「EA(Origin)とValve(Steam)が提携」「BlizzardのeSports選手処分」などなど。皆さんはどんな1年だったでしょうか。

 本記事では、筆者が2019年プレイしたゲームの中からとくに面白かったゲームをまとめました。

ACE COMBAT 7

 PCでエースコンバットが遊べるのは「ACE COMBAT ASSAULT HORIZON Enhanced Edition」(おま国)に続き2作目です。ストーリーのテーマは、無人戦闘機との戦い。無人戦闘機の登場によって戦争がますます無機質なものに変容するかと思えば全くそんなことはなかったわけですが……そこはぜひ遊んでみてください。

 今作で特に注目されたのが、Unreal Engine 4の採用と天候生成システム「True Sky」による空の表現です。よりリアルな表現を目指したことで、ゲームプレイに新たな緊張感と達成感をもたらしています。

ACE COMBAT 7(スクリーンショットMODで撮影)

 例えば、筆者がプレイしていた際、地上と空が判断できなくなる感覚に陥ることがありました。航空分野では「空間識失調」と呼ばれる症状で、健康に何ら問題がなくても平衡感覚を失ってしまうというものです。最悪の場合、墜落するケースも。ゲームであっても、計器飛行を心がける必要があります。プレイヤーは雲をはじめとする空の表現に感動しつつ、その空に苦しめられるというわけです。リアルを謳うフライトシムだと面白さを感じるまでに時間がかかる上に空間識失調のようなことも気にしないといけない訳ですが、エンターテインメントの中でリアルを描いたことで、気軽に楽しめるリアルを実現していたようにプレイをしていて感じました。

 PC版ではMODが複数公開されており、例えばスクリーンショットMODを利用すればプレイ中の好きなシーンで一時停止して好きな角度から兵器を撮影できます。兵器(とくに戦闘機)が好きな人にもたまらない一作です。

MORDHAU

 中世を舞台にした剣戟アクションゲームです。キャラクターのカスタマイズが豊富で、剣、斧、ハンマー、弓、ボウガンなどなど好きなビルドで戦場におもむき、最大64人の対戦を楽しめます。

 個人的によく楽しんでいたのがLuteという楽器です。ゲーム内でLuteを使って曲を弾けます。とくに何かバフ効果があるわけではないです。Lute専用のツールが公開されており、Midiファイルを利用することでゲーム内で楽曲を自動再生することもできます。そのツールを使って遊んでいて生まれたのが以下の動画です。

When you kill bard from Mordhau

 この動画をRedditに投稿したところ、ちょうどLuteを弾く行為が流行っていたということもあって大きく話題になり、Kotakuでも紹介されるなど、本来のゲームプレイとは全然違うところで盛り上がってしまいめちゃくちゃ面白かったです。ちなみにLute用のツールは今、電子ピアノの入力を直接受け付けるような改良が加えられているため、本当に弾ける人はMidiファイルを使わずに遊ぶこともできます。本来のゲームプレイの方も面白いのですが、まあいろいろな遊び方ができるという意味でお薦めです。

Risk of Rain 2

 横スクロールアクション+ローグライクゲームとして登場した「Risk of Rain」の最新作として、3Dで帰ってきたのがRisk of Rain 2です。Risk of Rainはドロップするアイテムがランダムで、取得したアイテムによって難易度が変わるため、運ゲーの要素もあります。

アイテムと状況次第ではめっちゃ飛べることも

 前作のRisk of Rainはアイテムがランダムな上に、2Dの関係で敵の攻撃を避ける場所が左か右がしかなかったので難易度が高くつらかった印象しかありませんが、今作では難易度が落ち着いて平和な気持ちになりながら遊ぶことができます(といっても後半は若干つらい面もあるのですが……)。3Dになったことで楽しさも増した印象です。

 早期アクセスゲームとしてリリースされ、アップデートで日本語を追加したり、新しいキャラクターやアイテムを追加したりしているので、今後のアップデートにも期待しています。

Transport Fever 2

 交通機関経営シミュレーションゲームとして登場した「Train Fever」の3作目。1850年~2050年のヨーロッパ、USA、アジアの3種類をプレイできます。プレイヤーは街に必要な物資を作り、鉄道やトラックを通じて輸送し、街を拡大させ、人々を移動させる交通機関を作って利益を上げていくという内容です。

 今作の特徴は、施設の編集ができるようになったこと。1作目、2作目では設置できる駅や物流拠点は固定のもので、鉄道駅のホーム数を変えるなどの変更はできましたが、それ以上のことはできませんでした。今作は施設の設定を開くことで駅や物流拠点を拡大したり、地形に沿った施設に“リフォーム”できます。

港のドックを拡張してみた

 またインタフェースがCities:Skylinesっぽくなって取っつきやすくなったり、レイヤーで公害など新たな要素が追加されたりしています。一方で、老朽化による車両の自動交換機能がなくなったり、プレイ中にクラッシュを起こしたりするなどちょっと気になる点もあります。

 鉄道経営というテーマでプレイするのであれば面白いのは間違いなし。お薦めです。

(おわり)