Valveは、Steamクライアントの主要機能であるフレンドリスト、チャット機能をアップデートすると発表した。アップデート内容はSteam ベータで公開されていて、Steam ベータに参加すれば誰でも機能を試せる状態だ。
アップデート後のフレンドリストでは、お気に入りのフレンド、グループ、チャットをリスト上部に保存でき、すぐにチェックしておきたいフレンドのプレイ状況やチャットを確認できる。
フレンドの表示形式は、フレンドがどのゲームを遊んでいるか分かる形式から、ゲーム毎に遊んでいるフレンドを表示する形式へ変更する。ゲームによっては、ゲーム中のフレンドがそのゲームを始めたばかりなのか、マッチング中なのかということが分かる情報も掲載。併せてフレンド同士でパーティを組んでいることも分かるようになるという。
アップデート後のチャット機能では、動画や写真、つぶやきなど外部サービスのコンテンツをチャット内に表示するインライン表示機能に対応する。1対1でのチャット中にフレンドをD&Dで追加することも可能で、タイトルやアバターを付与すると、グループチャットとして保存することができる。
このグループチャット機能では、各グループチャットに固有のリンクが付与される。リンクを使ってフレンドではないユーザーを招待したり、参加したりといったことが可能になる。グループ内で目的に応じたチャンネルを作成することもでき、その参加や退出も自由に行えるという。このグループチャットからボイスチャットを居る人同士で始めるということも可能になる。
Steamに実装されていたボイスチャット機能は、今回のアップデートで完全に置き換わる。ボイスチャットはP2PからWebRTCになり、サーバーを介したボイスチャットになっているという。このボイスチャット機能は、フレンドリストや個人チャット、グループチャットから利用できる。
なお、今回提供されている機能は、Steam ベータに参加しているユーザー同士のみのチャットで適用されているため、相手と試す場合には両方がSteam ベータに参加している必要がある。これらの機能は近い内に一般公開する予定で、今後も今回のUI Frameworkの変更に併せたアップデートを予定しているという。今回の特設ページでは言及されていないが「フレンド」や「グループ」の固有ページもデザインが一新されているので要チェックだ。