どーもまるほいです。今日公開された『筆者の気持ち考えるマン』は今年の5月に話題になった『画像解析できるマン』を公開した株式会社ウサギィによる技術デモです。本当に考えてくれたのか調べてみました。
レビューから筆者の気持ちを考えるマン
Steamに投稿したSpace Engineersのレビューを入れてみました。
そして結果がこちら。
「幸せそうだね!」と結果はポジティブで表示されました。凄い。自分のガバガバな文章でも幸せそうな感じが伝わったみたいです・・・!
では逆におすすめしないと言って書いたレビューではどうでしょうか?試してみました。
こちらは「嫌な気持ちだったようだね」と表示されました。凄い。
という訳で普通に判定してやってくれました。
技術的なお話
筆者の気持ち考えるマンで行っているような、人間が書いた文章の意味をコンピュータで分析する処理を自然言語処理 (NLP: Natural Language Processing) といいます。 自然言語処理にもいろいろな分野がありますが、このサービスのように文章がポジティブなものなのか、ネガティブなものなのかを判定する技術は、特に「センチメント分析」と呼ばれています。
このサイトでは、機械学習という方法を応用して、『ポジティブな意見』と『ネガティブな意見』両方の文章をコンピューターにたくさん教えてあげています。 そして、その知識を使って自然言語処理を行い『文章がポジティブか、ネガティブか』を判定しています。
つまり、いろんな人が書いたポジティブな文章とネガティブな文章をひたすら覚えさせる(学習させる)事により判定出来る様になっているんですね。機械学習&自然言語処理凄い。
こういったものが進歩して色々なWebサービスに組み込まれる様になったり応用が進めば、Steamにおいてはレビューを投稿する時にオススメかオススメではないかの選択をしなくても良かったり、動画サイトにおけるコメントでは明らかに暴力的な表現のコメントを弾くといった事も出来そうです。どんどん進歩して欲しいですね。一応こういう系の基礎も勉強はしたりして居るんですが、自分は関われそうにもありません・・・。
(WordpressにあるAkismetの様なスパム対策プラグインも更に進化するんだろうなぁ・・・。実際に今このブログにもいくつかスパムコメント来ているみたいですが勝手に全部弾いてくれているんで、ありがたいです。)