こんにちは、まるほいです。G2A.com流行ってますよね。TwitterでもG2Aで検索するとこんなのわらわら出てきます。
「G2Aっていう所がどこよりも安いな」
「G2Aで●●買いました 安い!」
「G2AパートナーなのでYouTubeできた儲け話は基本無視かなw」
「@○○ それG2Aで買ったほうが安いで」
シリアルキー販売サイトのG2A.comは、SteamやOrigin(Uplayも)といったPCゲーム販売プラットフォームから公式パブリッシャーとして認められていないのに、それを自称していたとか、売られているキーが不正な場合があるとか、様々な問題を抱えています。最近だと、LoLアカウントのリアルマネートレードが原因でe-sportsにおけるLoLプロチームのスポンサー禁止とか、やらかしてます。ただ海外では、TwitchやYoutubeで活動している人を上手く抱き込んでるみたいなので、今やシリアルキー販売のグレーサイトから「Steamの様なもの」とか、「安全なサイト」とさえ言われていて(一部ユーザの発言です)、日本国内でも知ってる人が増えてきているみたいです。まぁ元々「鍵屋」と言われるグレーサイトだったのが、G2Aシールド(返金機能)などで透明性を見せる事によって、急速に有名になってきた訳でこう言っている人が居るんでしょうが、それはそれで問題な気もします。(諸問題については関連記事で外部サイトのを紹介するので気になった方はそちらを見てください)
G2A.comがマルチ商法だと思ったのはアフィリエイトの仕組み
さて、この記事の本題はこれです。
G2A.comにはアフィリエイトシステムが存在します。アフィリエイトユーザが自由に作れるレッフリンクというものがあり、このURLからゲームを購入した場合や、3%OFFコードを入力した購入などで、ユーザに収益が発生します。ここまではAmazonアフィリエイトと似ている感じだと思います。しかし、これがチーム制で行われています。
例えば、この画像におけるtop_page_1というリンクは、www.g2a.com/r/top_page_1 であり、このURLをクリックした事によって発生した収益はこのユーザに入る訳ですが、チームとは一体何でしょうか。ささっと解説します。
G2A Goldmineにおけるチーム制とは
G2A Goldmineでは加入者ユーザ(ここでAとします)とリンククリック後に購入したユーザが(ここでBとします)が1つのチームになります。そしてその後2年間の間に、
- BがG2Aで再度ゲームを購入した
- BがGoldmineシステムを利用し始め、Bのシステムで収益が発生した(購入したのをCとする)
- CもGoldmineシステムを利用し始め、Dという購入者が現れて収益が発生した
この様な状況が生まれた場合、Bの収益では60%が、Cの収益では40%がAにも発生するようです。
こんな感じで購入者の中でもGoldmineユーザが現れてそこから購入者が現れてと連鎖していく感じっぽいですね。
G2Aにはマルチ商法としてどういう収益があるのか
さて、ここまでそのG2A Goldmineの仕組みをさらっと紹介した訳ですが、G2A.comにはどういったマルチ商法っぽい利益が発生しているのか?それは、OFFコードのクーポン購入の様です。
残念ながら自分は登録していないので、ここからは登録しようとして諦めたらしきユーザが書いた記事の一部を引用しますが、
割引クーポンは自分の稼ぎのEURを消費して作ったり
という事で、ゲットしたユーロ(もしくはユーロを購入して)をG2A.comに納めると、見返りとして何%かOFFになるコードを配布し、そのコードから購入があった場合にはチームのユーザが増えるので加入者は報酬が増えお得、G2Aはコード購入による利益が発生してお得という訳ですね。これがPCゲーム界隈で国内問わず海外でも盛んになっている訳だから、ガッポガッポになっていそうで、それこそスポンサーし放題な訳ですね。
雑感
ささっと調べたので、現状どうなっているのかあまり分からなかったかもしれませんが、とにかくこういったマルチ商法っぽいシステムがG2Aに存在するという事が知られれば良いなと思います。
それしたって調べていてあまり良い気分にはなれませんでした。G2Aシールドという様な返金機能も展開しているものの、不正なキーは日々流入している様で、この記事を書こうと思った前の日ぐらいにもTwitterで「返金してもらったけどG2Aウォレットに貯まる仕組みかよ」みたいな事を言っている人も居ました。
そういったリスクはあっても、消費者側(自分含め)から見れば安く買えられればそりゃお得な訳で、自分も安ければ安いほど公式ではなくこういった鍵屋で購入する機会も今後は出てくるかなと思います。しかし、G2Aにはこういう仕組みがあるんだよという事を知っていただいた上で、「いや俺はお世話になっているサイト・実況者の人にお小遣いが入れば良い」とか「日本のプロチーム頑張って欲しい」と思うならどんどん購入してあげてください。そこはユーザの自由です。
さて、これはG2A goldmineの利用規約の話なんですが、ある動画によれば「G2A goldmineを良くないと思っているユーザと議論する事」が禁止されている様なので、G2Aを催促するオフィシャルパートナーサイト・実況者は「G2Aは鍵屋と呼ばれていてリスクもあるんだけど他のサイトとは違ってG2Aシールドもあるし、このコードを利用すると50%OFFが53%OFFになってすごいお得だから買ってね!」(どのサイトも流れがこんな感じでウケた)としか今後も言い続けませんし、こうして「あまり良い気がしない」という風に思っても、今後も「安全なサイト」「Steamの様なもの」と言う人が増えてきそうな感じで、残念。
海外では、この自分の様な考えの人が居るのか気になって調べてみましたが、私みたいに「マルチ商法じゃないか」と言っている人は少なからず居るようです。(海外では「Pyramid scheme(ピラミッドスキーム)ではないのか」と言われていたっぽい?)
さて、ささっとのつもりがかなりG2A.comの現状とアフィリエイトシステムについて書いてしまいました。最後といってはなんですが、ある日本プロゲーマーチームがG2Aをテンプレート紹介していたので、そちらの記事のまとめの文言で締めたいと思います。
結果として、パッケージが要らないのであれば、G2A.comでゲームを買うのは簡単・お得ということが分かりました。
とは言え、お支払の換算はユーロになるので、相場にもちょっと目を配る(笑)必要があるのかもしれません。
(ゲームを買うためにグローバルな相場視野を身に付け、いつの間にか立派な商人になれる日もあるかもしれません。)
(ゲームを買うためにグローバルな相場視野を身に付け、いつの間にか立派な商人になれる日もあるかもしれません。)
(ここでRage comicの画像を貼ろうと思ったけど、やめた)