日本のインディーゲームを販売する中国パブリッシャーの「SakuraGame」が、2018年10月8日から「Paradise Project」というパブリッシャーを作成して活動していたことが分かりました。Paradise Projectは現在、SakuraGameが開発、販売した「Super Star」の販売を行っていることから、Sakura Gameと同一の組織か、関連組織であるとみられます。
SakuraGameは、PCゲーム販売プラットフォームの「Steam」で活動する中国のパブリッシャー。日本のインディーゲームを中国語や英語へ翻訳する権利と販売権を買い取って販売していたものの、機械翻訳による翻訳や、開発者へ同意を得ないままSteamへ登録する問題が海外で明らかとなっていたため当ブログで取り上げ、話題になりました。
日本のインディーゲームを販売する中国パブリッシャー「SakuraGame」について(2017/10/25)
SakuraGameの問題を掘り下げてみる(はてな匿名ダイアリー)(2017/10/26)
現在、Steamには「SakuraGame」と「Paradise Project」両方のパブリッシャーページが存在していますが、SteamDBの情報によれば、どちらでも更新作業が行われていることが分かりました。2つのパブリッシャーで並行してゲームを販売する狙いについては分かっていません。
なお、この件に関しては、ゲームブランド「Key」で知られるビジュアルアーツ 代表の馬場隆博氏が早いタイミングでツイートしていました。
「Sakura Game」がSteam上でのパブリッシャー名を
「Paradise Project」に変更したらしい。以前にも「Winged Cloud」という名前
でパブリッシャーとして活動していたらしく、名前変えるのがお好きなのかな。— 馬場隆博 (@vavasyatyou) 2018年10月11日