『Minecraft風ゲーム』じゃなくて『ボクセルゲーム』ですよ!という話

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どーもまるほいです。この記事はSteam & PC gaming Advent Calendarの9日目の記事です。 周知活動とかやってない上に開始したのが3日遅れだったし、書いている人も私だけなので実質2日目みたいな感じですが、それはさておき。

※参加してくれた方が出ました。ありがとうございます。皆さんの寄稿お待ちしております。

2009年5月に初リリースされたMinecraftは今更説明する必要もなく、マイクラと言われただけで『ああブロックを空中とか地面に配置して自分の家とか大規模建築とか、MOD入れて楽しむあのサンドボックスゲームね』と把握できちゃう人が多いと思います。MinecraftはPCゲームソフトから、PSVita・iOS・Android・PS4・Xbox one…と多岐にわたって移植されているため、小・中学生から大人まで世代に関わらず楽しんでいるゲームになっています。超有名って訳ですね。教育方面でも使われていたりとか。この記事を投稿する2日前にはWiiUで発売される事も発表されるなど、本当に様々な形で遊べるように。

しかしながら最近思うのは、PCゲームでMinecraftっぽい感じの新しいゲームが登場する度に「マイクラっぽいゲーム来るなー」とか「Minecraft風」という形で言及をする人が多いんですよね、自分もたまに言っちゃうんですけど。確かにゲームの第一印象が「正方形のブロックを利用して何かしている」という事が画像や動画から分かっても、ゲームの詳しい内容を調べていくと明らかにMinecraftとは別ジャンルになっている内容の作品が多いんですね。

最近見たのだと「Minecraft風Banished」みたいな表現を見かけたんですけど、どの部分がMinecraftでどの部分がBanishedなのか、人によっては理解不能に陥ってしまいそうです。

stonehearth

StoneHearthは人々に指示を出しながら村を作る”Minecraft風Banished”…?

で実は今(といっても数年前から[要出典])、Minecraftっぽい・Minecraft風ゲームというのは「ボクセルスタイル」とか「ボクセルゲーム」という分類になっているんですね。今回はここについて知っていただきたいと思います。

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ボクセルとは

ボクセル(英: voxel)とは、体積の要素であり、3次元空間での正規格子単位の値を表す。「ボクセル」という用語は「体積 (volume)」と「ピクセル (pixel)」を組み合わせたかばん語である。これは、2次元画像データがピクセルで表されることのアナロジーである。ボクセルは、医療や科学データの可視化や解析によく使われる。体積型ディスプレイは解像度をボクセルで表すこともある。例えば、512×512×512ボクセルといった表現である。

(Wikipediaより)

Wikipediaを引いてもちんぷんかんぷんですが、サイコロの形を難しく説明しているとこうなるみたいです。立方形ですね。これがゲームジャンルの1つとしての呼称として確立されて、「立方体で構成されたワールド・デザイン」をボクセルとし、そういったゲームをボクセルスタイルだとかボクセルゲームという風に言うようになったみたいです。

voxelgame

「voxel game」の画像検索結果、Minecraftっぽいのが一杯。

日本のWikipediaのボクセルの単語記事ではCrysisの地形描画ほか、描画方式として関連するゲームが取り上げられていますが、英語圏のWikipediaだとcubeworldやらStarMadeやらSpaceEngineersとかがゲームジャンルの1つでこんな作品があるよという感じで取り上げられていて、この辺を見るとやっぱりまだ日本ではボクセルゲームという認知も広がっていないのかなという印象を受けました。(Google検索で「Minecraftみたいな」とか「Minecraft風」が検索ワードとしてオススメされている点も気になった)

ボクセルという呼称が広がらないワケ

  • 誰でも知ってるマイクラがあるから、それっぽいと説明した方が分かりやすい
  • 自分でボクセルスタイルのゲームを説明して、いやそうではない、違うと指摘されるのが面倒だし(以下同上)
  • とくにゲームニュースメディアにおいて「ボクセルゲーム」と記事タイトルに入れるより「Minecraft」を入れたほうが注目を受けやすい

個人的には一番下が影響を及ぼしてるんじゃないかなと思いますが、考えられる要因はこんな感じかなと。こういった事もあって、タイトルの様な言い回し『Minecraft風(Minecraftみたいな)ゲーム』を利用している人、そういった言い回しを利用している人が多いのではないでしょうか。

ちなみに例としては2015年8月のインサイド系列になりますがgamesparkなんかでコレとか。livedoorニュースにもマイクラっぽいゲーム10選という感じの記事があったんですが失念しました。(それがこの記事を書こうと思ったきっかけなんですけどどこ行ったし)

コメント欄に出ているゲームもどれもがボクセルスタイルのゲームであり、記事内の1つ1つのゲームに対してのgamesparkのコメントも「ボクセル」と書かれているんですが、タイトルが「マイクラ系」という感じで…。Ace of Spadesは最近遊んでないけどシンプルでクソ面白いFPS。神ゲー。(ただ有料版は***k)

雑感

もちろん、「Minecraft風」という言い回しを否定するものではなく、便利なので私も使っていくと思うんですが、そういう言い回しを使うのは、前提として「ボクセルカテゴリの作品」というのを分かった上で利用していくのがベターなんじゃないかなと思います。というか「Minecraft風」と調べてもボクセルスタイルでそれなりに有名な作品たちしか紹介されていない事で、いつまでもやりたいゲームを探し続ける人が居るんじゃないかという「ゲームとプレイヤーのミスマッチ」が起きている感じもあるので、調べる際には「ボクセルゲーム」とか「ボクセルスタイル」(または英語)で調べるのをオススメします。

最近面白そうと思うのがボクセルゲームばかりなんですが(実際StoneHearthとか買った)、面白そうなボクセルゲーム作品を探しているとどこでも「マイクラっぽいゲームくるなぁ」という感じの言葉ばっかりなのでまぁなんか敏感になっている部分もあるかもしれません…。

記事とはそれますが、箱庭ローグライクゲームで起きてもおかしくない事例もあります。

DwarfFortress」というゲームです。私はプレイした事無いんですが、ドワーフに色々指示出して街を作っていくというゲームで、BanishedやPrison Architectの様な箱庭ローグライクの作品は「DFにインスパイアされて作られた」ともいわれているんですが、不思議なことに「DwarfFortressっぽい」だとか「DFクローン」ってのはあんまり言われないですよ。(言ってる人はもちろん居ますがマイクラ~よりも圧倒的に少ない) DFが古いとはいえ、DFは箱庭ローグライクゲームの金字塔とも言われていると聞いた事があるんですけど、これは最初から「箱庭ローグライク」の1つの作品としてのDwarf Fortressというのが決まっていたからなんじゃないかな、と思いました。 Minecraftが登場したときはボクセルなんて一切言われていなかった(私の観測範囲では)というのが、「Minecraftっぽい」が使われる理由なんじゃないかなと。「クラフト系ゲーム」とか「サンドボックスゲーム」とか。当時皆そう言ってたよね…?そこもなんかMinecraft風を蔓延させているのかなという気がしました。(良かった9日に間に合った)

まあ思い思いに書いちゃった訳ですが、自分と合うゲームを探すのって難しいので、豆知識としてもらえればなという紹介でした。Steamにもカテゴリとして用意されているので是非

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