どーもまるほいです。ブラウザで手軽にボイスチャットとテキストチャットが出来るDiscordで、Public Beta Build(ベータ版)が1月22日に公開されました。Discord PTBでは主に新実装される内容についてテストする形の様で、今回の公開にあたって以下の機能が実装されています。
- Today we’re announcing the Discord Public Test Build (PTB). Download it fromdiscordapp/apps to get early access to fancy features!
- In-Game Overlay is available for preview in the PTBright now! Give it a try and let us know if it works for you.
- New Game Detection system is here with support for ALL steam games like Goat Simulator. And that block building game… Blockcraft?
- All theHalf Life 2 based games we’ve tested now properly show up under Now Playing.
- Steam Protocol links are now clickable in chat. This one is for you JoshOG!
- We’re testing a new voice debug panel to help chase down the remaining voice bugs. Gotta catch ’em all.
Discord変更履歴より
ゲーム内で誰が発言しているか確認出来るオーバレイ機能や、Steam系のリンクをクリックすると画面遷移出来る様になったみたいです。早速導入して試してみました。なお、現時点でこのPTBが用意されているのはWindows版とMac版のみでした。
導入方法
Discordのダウンロードページに飛び「Get the Public build test」と書かれたリンクをクリック。
「ダウンロード PTB」になっているのを確認したらクリックしてダウンロード。
インストールが終わったら、PTB版Discordを起動してログインして導入は完了です。
ゲーム内オーバレイ表示について
ユーザー設定にある「オーバレイ」でキー設定やアバターサイズの大きさ、オーバレイ表示のタイミングが設定できます。
実際にゲーム内で表示されるとこんな感じに。
入っているサーバ名が表示されるのかと思ったらショートカットキーがでかでかと表示されてかっこ悪い気もしましたが、大人数ボイスチャットの際には便利そうでした。ちなみに、まだ動かないゲームも普通にあるのでゲームによっては、
こんな感じで「あれ?」って表示の形になったり、そもそも表示されないゲームもあります。ベータ中のオーバレイの対応状況については有志によるスプレッドシートにまとまっています。
このシートを見るとPC環境によって確認できる・確認できないといった症状がありそうで、同じゲームでもYesとNoが入り混じってる結果になってました。
Steamプロトコルをクリックした際の画面遷移について
そもそもSteamプロトコルって何?って人も居そうですが、例えばこういったものたちです。
Steamプロトコル | クリックするとどうなるか |
---|---|
steam://open/screenshots | スクリーンショットアップローダーを起動 |
steam://nav/games | Steamライブラリを表示 |
steam://connect/1.0.0.27:27015 | 指定したIPとポートを利用するサーバー表示 |
steam://appnews/730 | アプリidが730のニュースを表示 |
こういったものをDiscord上に入力して、クリックすると動くという話だそうで、実際に入れてみたところ上でまとめたものやsteam://friends系が動きました。
例えばゲーム鯖を1人が探して見つけたらこのリンクをチャットに流して「入れー」みたいな事も出来ますし、ゲーム別にチャンネルを作成しておいて「参加する鯖はここで」といった事も出来ます。他にも様々なリンクがあるうえ、同時にボイスチャットも出来るので利便性が高いこと間違いなし。Steamプロトコルの詳細はValve developer wikiを確認してみてください。
おまけ:Discordって一体どこから利益を得てるの?
昨年の公開から無料のままアップデートを流し続けるDiscord、一体何者なんだ…と思うのは、みなさんだけじゃなく自分も思います。現在Discordに2000万ドル投資した事を発表したGreylock Partners(グレイロック・パートナーズ)という企業があります。
そこをはじめとしてRiotやTwitterなどへ投資する投資家達が、Discordが始まった時から資金提供をしていたみたいです。ちなみに、そのグレイロック・パートナーズって企業にはスカイプの元CEOも参加してたり、様々なサービスに投資しまくっている企業なので、こことパートナーになっているという事は無料展開はまだまだ続きそうで何よりです。Discordもグレイロックも今回の資金提供についてリリースしています。
グレイロックの方は「ゲーム産業は映画産業以上に成長を続けてるのにゲーマーが利用するサービスは10年~15年前の物を使っていて何も進歩してない。性能的にアレしかなくて皆イライラしてた時に、知り合いのジェイソン(現Discord CEO)がシンプルに動くDiscordをやるって時はこれだと思ったよ」(超意訳)みたいな事が書かれていたので、良いっすねぇ~って思いました。頑張れDiscord!周りがMumbleやTeam Speak 3に戻っても布教は続けます:)